2005年に個人情報保護法(個人情報の保護に関する法律)が施行されてからすでに10年以上の月日が流れ、人々の個人情報に対する意識もかなり高くなりました。

 

そのため、ネットショップを利用する際に「セキュリティ対策」がきちんとできているサイトかを購入の際の判断材料とする人も少なくありません。

個人情報の漏洩を伝えるニュースがたびたびありますが、もし情報の流出などが起きれば、損害賠償の責任が生じますし、何より一旦失った信用信頼を取り戻すのはとても時間も労力もかかるので、セキュリティ対策は万全を期すに越した事はありません。

 

また、セキュリティと同じように、ネットショップを選ぶ際の判断材料として、どのような決済手段があるかは、消費者に取って大変重要なポイントです。

 

お客さまの希望する決済方法がなかったために購入してもらえなかった、など顧客獲得の機会損失は売上に響きます。

 

決済サービス、セキュリティ対策は、どのようなネットショップを作るか?どのようなシステムを取り入れるか?によって、費用や仕様も変わってきます。よく比較検討の上、自社の商品や顧客に合わせたサービスを選ぶようにしてください。

 

 

ネットショップの決済方法まとめ

最近のネットショップの決済方法は多種に渡ります。
大まかに分けると、以下の7種類の方法が主な決済方法となります。

・クレジットカード
・代金引換え
・銀行振込
・後払い
・コンビニ払い
・キャリア決済

 

 

クレジットカード


クレジットカードに記載された番号を入力し、承認されることで支払いを完了させる決済方法です。

購入時に即時決済が可能なので、その手軽さから多くの利用者のいる方法で、クレジットカードにもポイントがつくことが多いため人気のある決済方法です。

また、ネットショップ側のメリットとしても、お客さまの決済手続きが完了すればすぐに通知がくるので、入金を待ったり確認するなどの手間が省け、すぐに出荷作業に入れるという利点があります。また、クレジットカードが使えるという事で、お店の信頼も得られると言うメリットも。

ただし、店舗側に導入する際には、もし信販会社との直接契約となると審査や手続きに時間がかかったり、そもそも契約のハードルが高いというデメリットがあります。また利便性が高い分、当然手数料が必要になります。

お客さまのデメリットは、カード情報の流出といったセキュリティ面での不安はあるでしょう。

 

 

代金引換え


配送業者が商品を届けた際に、その場で代金を支払ってもらう方法が代金引換えです。

 

クレジットカード決済が普及する前には、この代金引換決済もよく使われていました。お客さまにとってのメリットとして、クレジットカードを持っていなくても、現金があれば誰でも使えること、また商品と交換で代金を支払うので、商品が届かず代金だけ取られてしまうという不安がないことが挙げられます。

 

デメリットとしては、受け取り時に現金を用意しないといけなかったり、必ず在宅していないといけない(宅配ボックスなどを利用できない)という点があります。

 

ショップ運営者にとっては、代金を回収を確実に代行してもらえますし、注文が入ってすぐに発送できるというメリットがあります。

ただし、万一お客さま側で受け取り拒否などが発生した場合は、返送費用等を負担する可能性も生じます。

 

 

銀行振込


指定した銀行口座にお客さまが直接振り込む方法が銀行振込で、こちらも代金引換えと同様に、以前はよく利用されていた決済方法です。

 

お客さまのメリットとしては、購入先の指定銀行と同じ銀行の場合は手数料がかからなかったり、クレジットカードを持っていなくても誰でも利用できるというメリットがあります。

 

ただし、お客さまのデメリットとしては、銀行の営業時間を過ぎてしまうとその日のうちに入金作業ができなかったり、入金の確認を待ってからの商品発送になることがほとんどなので、商品の受け取りには時間がかかってしまう場合もあるので、急ぎの場合には適さないという点も。

 

ネットショップ側としても、入金確認を行ってからの発送といった手順になるため、手間と時間がかかってしまうというデメリットがあります。

 

 

後払い


商品を発送し、お客さまが商品を確認した後に支払いを行う決済方法です。

お客さまは手にとって商品を確認することができるので、実際のイメージが違うなどのトラブルの際の返金手続きが軽減されたり、安心して買い物ができるというメリットがあります。

 

ネットショップ側にとっては、お客さまに信頼感を持ってもらえることや、入金の確認等は決済代行会社が行ってくれるので作業の手間は省けるなどのメリットがあります。

 

ただし、代金の支払い忘れや故意の不払いなど、代金の回収が確実に行われない場合もあり、他の決済方法に比べてリスクが高いことがネットショップにとってはデメリットです。

 

 

コンビニ払い


コンビニで商品代金を支払ってもらう方法がコンビニ払いです。クレジットカード支払いにの次に人気のある決済手段です。

 

商品を購入したお客さまには、決済の受付番号など支払いに必要な情報がメールで送られます。

各コンビニにある専用端末に必要な情報を入力すると、払込票が発券されるので、それをレジに持って行き、代金を支払うという流れになります。

 

いつでも日本全国のコンビニエンスストアから支払いができるため、お客さまにとってはとても利便性が高く、ネットショップにとっても前払い方式なので、確実に代金を回収することができます。

 

銀行決済と違って、曜日や時間を気にせずに、いつでも支払うことができるのもお客さまにとっては魅力的な点です。ただし、指定されたコンビニが近所にない場合は遠出が必要などのデメリットもあります。

 

 

キャリア決済

 

スマホなどを使って、月々の携帯料金の請求に含めることができる支払い方法がキャリア決済です。

 

クレジットカードが使えない人、例えば未成年の若者でも使いやすい支払い方法として近年普及してきています。スマホやモバイル端末があれば利用できるので、手軽な点もキャリア決済のメリットです。

 

ネットショップ側のメリットとしては、購入層の幅を広げることができるし、発送もすぐに行うことができますが、一方で導入に時間がかかったり、キャリアによって決済のやり方が違うため管理に手間がかかるというデメリットもあります。

 

 

スマホ決済サービス

 

キャリア決済とは異なり、スマホに決済サービスのアプリをダウンロードし、そのアプリに自分のクレジットカードや銀行口座を事前に登録して、支払いを行うサービスがスマホ決済サービスです。

 

新しい決済サービスとして今注目を浴びています。

 

PayPay、LINEpay、楽天ペイ、Origami Pay、Apple Payなど様々なスマホ決済サービスがあり、政府がキャッシュレス化を推進している中、今後ますます利用者の増えるサービスになると予想されます。

 

決済方法が売上に多大な影響をおよぼす!?

お客さまのメリットとしては、現金を持たなくても手軽に決済ができることや、ポイントがつくことが挙げられますが、まだ使用可能なお店が限られていることも。

ネットショップとしては、キャリア決済同様、若い世代を取り込み、幅広い層の購入者を増やすチャンスになるでしょう。

 

 

決済方法は売上に大きく響きます!

Paidy(EC向け後払い決済サービス)が2018年6月14日に発表した「お買い物に関するアンケート」で、ネット通販の決済に関する調査を行ったところ、「他のサイトで購入する」は55.4%、「オンラインショッピングでの購入自体をやめる」は16.3%で、希望する決済手段がなかった場合、利用者の7割以上がそのネットショップのから離脱すると発表されています。

 

「希望と異なる決済方法で購入する」を選んだ人は27.5%しかいませんでした。

 

また、ネットショッピングで買い物をする際に最もよく利用する決済方法では、「クレジットカード」が72.6%。「前払い」は5.9%、「代金引換」は5.4%、「後払い・翌月払い」は2.7%。

圧倒的にクレジットカードでの決済が人気があることがわかります。

 

お客さまが希望する決済方法を導入しているか?
希望の多いクレジットカード決済に対応しているか?

はネットショップの明暗を分ける大切な要素であり、売上に大きな影響を与えることは、このことからも明白です。

 

セキュリティ対策は万全に!!

ネットショップでは、お客さまの個人情報を取り扱うので、もし個人情報のデータが漏れたり、第三者に渡ってしまうようなことがあれば、大変なことになってしまいますし、一度失った信頼を取り戻すことは至難の技です。


セキュリティ対策に万全を期するのは当たり前ですし、用心に越したことはなく、やりすぎということはありません。

 

ネットショップに必要なセキュリティ対策とは?

 

・ウィルスやスパイウエアの対策
・不正アクセス対策
・お客様情報のデータバックアップや保護対策
・SSL通信など情報の暗号化、ユーザー認証対策

 

セキュリティ対策には専用システムを導入となると莫大な費用がかかりますし、一度稼働したらおしまいではなく、メンテナンスや管理など、専門知識を持ったスタッフが必要になります。

その点、レンタルショッピングカート(ASP)やモールを利用すれば、サービスの提供側でシステムのバージョンアップやメンテナンスを行ってくれるので、ショップ側の対策としては自社のパソコンにおけるセキュリティ対策に集中できます。

 

パソコンに必要なセキュリティ対策とは?

 

・パスワード設定をし管理者以外が触れられないようにする
・パソコンにセキュリティソフトを入れる
・OSやアプリケーションを都度バージョンアップし最新の状態にしておく
・プライベート用とネットショプ用のパソコンは分ける
・個人情報の入ったパソコンをむやみに持ち出さない

 

「個人情報保護法」が施行されて以来、個人情報に対する意識は強まり、世間的な関心も高いのが現状です。個人情報をどのように扱うかは、消費者の大きな関心ごとでもあります。

 

個人情報とは、住所や電話番号だけでなく、個人の氏名だけでも個人情報という取り扱いになります。

 

ネットショップではリアルな実店舗とは違い、氏名や住所、電話番号、メールアドレス、クレジットカード情報などの大切な情報をお預かりすることになるので、安心してお買い物をしてもらうためにも、万全なセキュリティ対策を行うことは必須です。